後日談
2007年 11月 13日
公開授業終了後、先生たちにアンケートを取りました。
質問項目は、
1.日本の指導はどうでしたか?
2.マレーシアと同じ点はどこですか?
3.マレーシアと違う点はどこですか?
4.その他
先生たちの感想は、「創造的でよい。」「児童が興味をもっていた」「興味深い」などなど。
同じ点については、「導入とまとめがある」「指導技術」などなど。
さて、違う点についてですが、ここで根本的な問題が出ました。
多くの先生が書いていたこと。
「マレーシアは子どもが多いが、先生が少ない」
今回の公開授業は、個別指導が必要な子どもを含めた児童3人に教師2人という設定。
日本の感覚では、ちょうど良い人数配分です。
ところがマレーシアでは、個別指導が必要な子どもが数人いるにも関わらず、7~8人のグループに教師が一人。
一人一人に指導が十分に行き渡らない・・・。
たしかに環境も大きな原因かもしれません。
なかなか状況が変えられないのなら、それならそれなりに指導内容を考えたり、教材を考えたり、なんとか手を打たなければいけないのですが、それを環境のせいにしているうちは、どうしようもないのかもしれません。
それでも、アンケートの最後には、「この指導はとてもよかった。私も学校で試してみたい」
という声もあり、そう思ってくれる先生がいるだけで今回の公開授業をして良かったと思います。
余談ですが、ある先生に、
「公開授業して、なんか評価とかつくのか?」
と聞かれました。
どうやら、私たちのコーディネーターをどこかの教授かなにかと思っていたようです。
by tonpanko
| 2007-11-13 20:50
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